2012年04月28日

アグリビジネス改善でラオスの所得向上:ADB

アジア開発銀行(ADB)はラオス国民の収入向上と安定の手段としてアグリビジネス及び観光業の現代化を推進している。ラオスの2011年社会経済開発についてのレビュー、今年と来年の内陸国GDP成長率を予測する『年間アジア開発概況2012』の中で、ADBがコメントしている。
ADBによると、ラオスは近年急速な経済成長を経てきたが、所得は未だ低水準となっている。というのも大多数の国民が農業分野に従事しているためだ。
「近年の投資は鉱業と水力発電に集中している。これら2分野はラオスの経済成長の牽引役を担っているが、どちらも資本集約型であり、農業から離れた全ての人々が仕事に就けるほど十分な雇用機会を生み出してはいない。」とADBは年鑑概況の中で述べている。
ラオスは2011年に台風の被害があったが7.7%の成長率を達成した。経済成長の主要な原動力となっているのが水力発電、鉱業、そして製造業だ。ラオスのGDP成長率を2012年は7.9%、2013年は7.7%に到達するだろうとADBは話す。

また、農業の現代化は、慣習経済の従事者数を減らし、彼らの一部分が産業やサービス分野に従事することに繋がるだろうとADBは言う。しかしながら、余剰労働者が仕事を獲得するためには、非慣習経済がさらに成長する必要がある。
 ADBによれば、高収入の仕事が創出可能な産業として農業関連産業も含まれるという。米、とうもろこし、ゴムなどの作物加工業は付加価値のある労働集約型であり、ラオスの近隣諸国であるカンボジア・中国・ミャンマー・タイ・ベトナムとの関係を強化し、農業関連産業のための市場アクセスを拡大するだろうとしている。

観光分野も多くの雇用機会を創出する可能性を持つ産業である。規模の経済及び集積の経済を形成することが、町や都市部でのサービス産業のクラスター型開発に効率的である。この方針に沿って進むためには、政府が都市計画や上下水道システムの提供の不足等の問題に対処する必要となる。

【2012年4月28日 ヴィエンチャンタイムス紙より抜粋】
posted by amzgroup at 02:13| Comment(0) | 経済
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