2015年09月30日

鉄道開発計画が明るみに

 ラオス政府は、ラオスを陸に囲まれた内陸国から陸を繋ぐ国へと変貌させるため、ラオス・中国鉄道事業を最優先事業とし、少なくとも4つの鉄道ラインの開発を実施していく、と発表した。
 公共事業運輸省大臣Dr Bounchanh Sinthavongは先週行われた記者会見にて、総事業費68億USDのラオス−中国鉄道建設事業は双方が共同融資に合意し、11月には建設開始が予定されている、と述べた。ラオス・中国両政府はプロジェクト資金の40%を負担し、残り60%を両国の国営企業が負担する。鉄道はラオスの首都ヴィエンチャンと中国との国境の間約417kmを結ぶ。Dr Bounchanh大臣は、先週3日間にわたって開かれた、内閣、ヴィエンチャン都知事、県知事間の半年に1度の会議において鉄道事業に関する報告を行い、予定建設開始日を確認した。ラオスとタイの関係当局は現在、中国の昆明からラオス、タイ、マレーシアを通過しシンポールまで繋がる鉄道システムを収容する新たなヴィエンチャン−ノンカイ・メコン橋建設用の土地選別を現在協働で行っている。
 2番目の優先事業とされたのが、A3鉄道プロジェクトとして知られるヴィエンチャン−タケーク-Muya鉄道事業開発で、ラオスの首都とベトナムとの国境を結ぶ450kmの鉄道建設事業である。A3鉄道はラオスからベトナムのHa Tinh県のVung Ang海港とタイの海港を結び、同じ1435mの標準軌間を使用する昆明−シンガポール鉄道と繋がる予定だ、と大臣は説明する。また、韓国政府が韓国国際協力機構(Koica)を通し、実現可能性調査実施のためにさらに300万USDの支援を行う予定であり、調査は今年の終わりには開始すると言う。
 さらに、ラオス中央部サワナケート県とラオス・ベトナムの国境地点であるデンサワン−ラオバオ国境検閲所を結ぶ、3C鉄道事業と呼ばれる50億USDのサワン−ラオバオ鉄道事業の詳細な設計についてディベロッパーと関係者が作業を進めている。ラオス政府は2012年にマレーシアの投資家Giant Rail Company Limitedと、全長約220kmの3C鉄道プロジェクト開発について署名を交わしている。マレーシアのディベロッパーは、同事業はミャンマーからタイ、そしてラオスに抜け、ベトナムのQuang Tri県Dong HaのMy Thuy新海港建設に終わる鉄道ルートに関連した、東西経済回廊に連結させうようとするラオス政府の取り組みに貢献するだろうという。
 また、Dr Bounchanh大臣は、タケーク−セノ−パクセー−ワンタオを繋ぐ3D鉄道プロジェクトに関する初期調査は完了したと会議で報告した。この鉄道はカムアン県のタケークから、タイとの国境があるチャンパサック県のワンタオを結ぶものだ。大臣はこれら4つの鉄道ラインは全て1,435メートルの標準軌間で開発されると説明している。

【2015年9月30日ヴィエンチャンタイムズ紙より】

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2015年09月29日

ナムギィャップ2ダムが今週にも商業運転開始

 ラオスと中国の合弁投資水力発電事業である、シェンクアン県のナムギィャップ2ダムがおよそ4年間の建設工事期間を経て、今週金曜日に商業運転を開始する。
 同事業は投資額約2兆8100億Kip(約3億4500万USD)、ラオス電力公社(EDL)が10%、中国企業のWCEが90%の株を保有している。新しい発電所は発電容量180MWで、生成された電気は国内供給のための国家電力網に寄与する、とエネルギー鉱業省が伝えている。
 プロジェクト関係者が先週金曜日に発表した報告によると、ナムギィャップ2ダムは発電容量60MWのジェネレーターを3機装備しているという。ディベロッパーは2010年8月にラオス政府とナムギィャップ2ダムに関する事業開発合意書を締結し、その1年後の2011年8月にコンセッション契約を結んでいる。
 2011年10月にナムギィャップ2とEDL間で電力購買契約がかわされ、同年11月に建設工事が開始した。同事業ではインフラ建設工事や移転など、住民移転や環境的、社会的支援にさらに費用を費やしており、補償費用が約510億Kip(625万USD)、生活向上支援に39万USD、一時的影響に対する補償に25万USD以上、社会的支援に約10万USD、環境モニタリング(バイオマスクリアランス及び水質分析)に66万USD以上であった。
 ラオス政府は現在まで70以上の水力発電事業の覚書(MoU)を締結、あるいは事業調査を行っている。またそのうち一部はすでに稼働しているか建設工事中である。また、2015年以降7,000MWの電気をタイへ、現在から2020年までに3,000MWの電気をベトナムに供給するMoUも締結している。ラオスとカンボジアの電力セクターの代表者が2009年の終わりまでに約5MWの電力供給を行うという電力購買契約を結んでいたが、現在までこの件を明確化している正式なMoUは結ばれていない。
 ラオス政府は水力発電の売上による利益をラオス国内の貧困対策に使用するとしており、近年エネルギーセクターは社会開発、特に教育、人的資源、ヘルスケア、雇用創出の分野で大きな役割を担っている。
現在ラオス国内にはトータル発電容量3,304MW、27基の水力発電所が稼働しており、そのうち11基、発電容量405MWはEDLによる運営である。その他の16基のトータル発電容量は2,899MW、独立系発電事業者によって運営されている。ラオスは2,025年までに総発電容量を12,000MWにする計画である、とエネルギー鉱業省からの報告が伝えている。メコン川とその支流からの豊富な資源により、ラオスは25,000MW以上の発電容量を備えることのできる可能性を擁している。

【2015年9月29日ヴィエンチャンタイムズ紙より】
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2015年09月28日

ラオス−中国鉄道が11月に建設工事開始

 公共事業運輸省大臣は金曜日、計画通りに進めばラオスと中国、さらにはその他アセアン諸国を繋ぐラオス−中国鉄道プロジェクトの建設を開始する起工式が11月に行われるだろう、と話した。公共事業運輸省大臣Dr Bounchanh Sinthavongは、ヴィエンチャンで行われた3日間にわたる政府内閣・ヴィエンチャン都知事・県知事間会議が終了した後の記者会見にて、高速鉄道プロジェクトの進捗状況に関してメディアに伝えた。
プロジェクト建設工事費は68億USDと推定され、約5年間をかけて完成させる計画だ。両政府はラオス首都ヴィエンチャンと中国との国境をつなぐ全長417kmの鉄道建設プロジェクトの開発・管理・運営を両国の国営企業が合同で行う事に合意した。
 大臣は、「我々は中国の企業と合弁で鉄道事業の開発・管理・運営を行うため、ラオス国家鉄道公社設立を準備している。」とメディアに伝えた。両国政府は鉄道事業の総投資額の40%を負担することで合意し、そのうち8億4千万USDとなる30%をラオス政府が、残り70%を中国政府が負担するという。両国の国営企業が総投資額の残り60%を負担する。ラオス政府は8億4千万USDの資金調達に努め、中国政府はラオス政府に対する5億USDの低利子ローン提供に同意した。ラオスのボーキサイト鉱山と3つのカリ鉱山からの収益は中国からのローンの支払いに充てられる。20年間のローンは年利3%、原則最初の5年間は元本返済無し、つまり利子のみの返済である。大臣は鉱山による収入はローン返済に充分足りると保証している。ラオス政府が同事業からの債務支払いができないのでは、という公衆の懸念を緩和するため、
大臣は、総投資額の60%は両国の国営企業が負担するため、ラオス政府の負担額は8億4千万USDだけであると説明した。Dr Bounchan大臣は、共同ファイナンスの基本契約等、同事業実施のための11のフレームワークを準備していると言う。
 1,435mの標準軌間の単線鉄道網は主要駅5駅を含む31か所の駅と、合計195.78km、76か所のトンネルができる予定である。また、合計67.15km、154か所の橋も作ることが計画されている。一般旅客輸送時は最高時速160km、貨物輸送時は最高時速120kmとなる。ラオス国会はラオスを陸に囲まれた封鎖国から“陸を繋ぐ国家”へと変貌させる計画の一部」として、2012年に鉄道事業を承認している。この鉄道建設事業は、中国の昆明から南下しラオス、タイ、マレーシアを通過しシンガポールまでを繋ぐ高速鉄道である全長3,000km余りの昆明−シンガポール鉄道の一部を構成する。

【2015年9月28日ヴィエンチャンタイムズ紙より】
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